Overwatch 2(以下、OW2)を始めたばかりの人や、最近ようやくルールに慣れてきた中級者の人から、よくこんな質問をもらいます。
「タンクって、味方に動きを合わせた方がいいんですか?それとも味方がタンクについてくるべきですか?」
正直な話、私も最初はこの疑問でずっと悩んでいました。
DPSやサポートが前線から離れていたら、タンクが一人で突っ込むのは危険だし、かといって味方に合わせすぎると今度は前線が崩れてしまう…。
試合中に「これ、どう動くのが正解なんだ?」と頭を抱えた経験、みなさんもきっとありますよね。
この記事では、OW2初心者・中級者が迷いやすい「タンクの合わせ方」問題について、私自身のプレイ体験を交えつつ、具体例をもとにわかりやすく解説します。
読み終わったころには、「自分はこの場面ではこう動こう」と自信を持てるようになるはずです。
では、さっそく本題に入りましょう。
タンクの役割は前線の指揮官!基本を理解しよう
OW2をプレイしていると、「タンクってただの盾役でしょ?」と思っている人に意外とよく出会います。
でも、実はそれ、半分正解で半分間違いなんです。
タンクの本当の役割は、ただダメージを受けることではなく 前線を作り、味方にとって安全なスペースを生み出すこと。
敵に圧力をかけて位置取りを有利にし、DPSが自由に動き回れる空間を確保し、サポートが回復を配りやすいラインを維持する――これがタンクの仕事です。
例えば、ラインハルトを使っているとき、盾を張りながら徐々に前へ押し出していくことで、敵に「下がらなきゃ!」というプレッシャーを与えます。
そのおかげで味方のリーパーやソルジャーが前へ出やすくなり、結果的に攻撃が通りやすくなるわけです。
逆に、ウィンストンのようなジャンプ型タンクの場合は、敵の後衛に一気に飛び込んで注意を引く役割。
この場合、味方DPSが一緒に突入してくれると最大の効果を発揮します。
要するに、タンクはチームの進行方向や戦術を決める「指揮官」的存在。
この基本を理解しているかどうかで、タンクの立ち回りは大きく変わります。
私自身、最初は「ただ前に出ればいい」と思って何度もやられました。
でもプレイを重ねるうちに、「タンクが作る空間が、味方のパフォーマンスを引き上げる」という感覚を少しずつ掴めてきたんです。
ここを押さえておくと、次の話――「合わせる・合わせない」の判断がぐっとわかりやすくなりますよ。
タンクが味方に合わせるべき場面

「タンクは指揮官だから、味方がついてくればいいんじゃないの?」
そう思う人、多いと思います。実際、私もそう信じて突っ込んで孤立し、何度も撃たれまくった経験があります(笑)。
でも、実は タンクが味方に合わせた方が強い場面 というのも確実に存在します。
例えば、味方のDPSがウィドウメイカー(スナイパー)を選んでいるとき。
この場合、無理に前線を押し上げるより、 ウィドウが安全に撃てる位置をキープする立ち回り が重要です。
敵に近づきすぎて逆にウィドウの射線を塞いでしまったり、サポートが付いてこれないポジションに突っ込んだりすると、せっかくの味方の強みが死んでしまいます。
もうひとつ例を挙げると、味方サポートがルシオだった場合。
ルシオはスピードブーストで全体の移動を補助できますが、タンクがそれを無視して勝手に動けば、せっかくのブーストが台無し。
味方のピックやプレイスタイルに合わせて、戦い方を柔軟に変える のが、勝率を上げるポイントなんです。
私の実体験で印象に残っているのは、敵にバスティオン(固定砲台型ヒーロー)がいて、味方がファラとマーシーを選んで空中から潰す作戦を取ったとき。
このとき、タンクの私が前に出すぎず、後ろからバリアでサポートする立ち回りに切り替えたことで、味方が自由に攻められて勝てました。
つまり、 常に自分が主導権を握るのではなく、味方の強みを引き出すために「合わせる」という選択肢を持つことが重要 なんです。
味方がタンクに合わせるべき場面

ここまでで「タンクが味方に合わせる場面」があることはわかりました。
でも逆に、味方がタンクにしっかり合わせないと勝てない場面 もたくさんあります。
一番わかりやすい例は、ラインハルトのような「盾持ちタンク」で前線を押し上げるときです。
ラインハルトは巨大な盾で敵の弾を防ぎながら前進し、味方の進路を開く役割。
このとき、DPSやサポートが盾の後ろをついてこないと、タンクはただの大きな的です。
私も昔、せっかくラインハルトで前に出たのに後ろに誰もいなくて、敵の集中砲火で溶けた苦い経験があります…。
この場面は 味方が盾の後ろを活用して、タンクと一緒に進むのが鉄則 なんです。
また、ウィンストンやドゥームフィストのような「突撃型タンク」の場合も同じです。
彼らは敵の後衛に一気に飛び込んで混乱を作り出す役割ですが、孤立するとすぐ集中攻撃されます。
味方DPSがタイミングを合わせて突入しないと、タンクの攻撃は刺さらない のです。
私が感覚的に学んだのは、「タンクの動きは、チームの起点になる」ということ。
敵を押し下げるときも、逆に引いて体勢を立て直すときも、タンクの動きに周りがしっかり連動することで、チーム全体が強くなるんです。
特に初心者の人は、つい自分の動きに集中しすぎて、タンクを置き去りにしがち。
もし勝率を上げたいなら、「タンクが今、何をしたがっているか」にアンテナを張るクセをつけると、一気に勝ちやすくなりますよ。
実体験から学んだ「勝てる合わせ方」
ここからは、私自身のプレイ体験をもとに、実際に勝率が上がった「合わせ方のコツ」を具体的にお話しします。
まず、何よりも大事なのは 「味方に意図を伝えること」 です。
OW2の野良マッチではボイスチャットを使わない人がほとんど。
だからといって、無言で突っ込んだり、逆に味方に合わせすぎて何もできなかったりすると、試合はぐちゃぐちゃになります。
私がよく使うのは、簡単なピン(マーカー)や、クイックチャットの「集合しよう」「行け!」などのメッセージ。
これだけでも、味方が「今このタンクは攻めたいんだな」「後ろに下がりたいんだな」と理解してくれることが多いです。
たとえば、ウィンストンで敵の後衛に飛び込むとき、ジャンプする前にピンを刺して「こっち!」と意思表示するだけで、味方DPSがついてきてくれる確率がぐっと上がります。
逆に、味方が前のめりすぎる場合、ラインハルトで盾を張りながら「落ち着け」の合図を出して後ろに引けば、全体が崩れにくくなります。
もう一つのポイントは、無理に全部自分でコントロールしようとしないこと。
最初の頃は「タンクが全部指揮しなきゃ!」と気負って空回りしていましたが、今は「最低限の意思表示をして、あとは味方の動きを見て調整する」ようにしています。
この柔軟さが、特に初心者帯~中級者帯ではすごく大事です。
まとめると:
- 攻めたいときは簡単でもいいから意思表示。
- 味方の動きをよく観察して、必要なら自分が合わせる。
- 全部を完璧にしようとせず、7割の連携を目指す。
これを意識するようになってから、私はランクマッチの勝率が体感で10~15%上がりました。
初心者の人も、ぜひ試してみてください。
結論
ここまで読んでくれてありがとうございます!
まとめると、OW2における「タンクが味方に合わせるべきか、味方がタンクに合わせるべきか」という問いには、シンプルな正解はありません。

ただし、基本的な方針はあります。
試合の舵を取るのはタンク、だから味方がタンクの動きに合わせるのが理想。
特に攻めの起点や防衛ラインの管理では、タンクの判断が勝敗を分けます。
でも、そこに固執しすぎると失敗するのも事実です。
味方の構成(例:スナイパー主体、ルシオ高速展開)やプレイスタイルに応じて、タンク側が柔軟に「合わせる」場面もあります。
記事まとめ表:タンクと味方、どちらが合わせるべき?
状況・条件 | 誰が合わせるべき? | ポイント |
---|---|---|
ラインハルト、シグマなど前線を押し上げるタンクのとき | 味方がタンクに合わせる | タンクの後ろで射線・回復ラインを確保。孤立させない。 |
ウィドウメイカーやハンゾーなど遠距離DPSが主力のとき | タンクが味方に合わせる | 前に出すぎない。敵の視界を引きつける立ち回りを意識する。 |
ウィンストン、ドゥームフィストなど奇襲型タンクのとき | 味方がタンクに合わせる | 飛び込むタイミングをDPSが合わせ、一緒に後衛を潰す。 |
ルシオ、ゼニヤッタなど柔らかいサポート構成のとき | タンクが味方に合わせる | サポートの位置や回復範囲を考慮し、無理に突っ込まない。 |
野良マッチでコミュニケーションが少ないとき | お互いが歩み寄るのがベスト | ピンや簡単なチャットでタンクが意思を示し、味方もそれを見て行動を合わせる。 |
最終的に大事なのは、どちらか一方に寄りすぎないバランス感覚と、簡単でもいいから意思を伝えること。
私自身、最初は「黙って突っ込んで味方が来ない!」とイライラしていましたが、今はピンやクイックチャットを使って少し歩み寄るようにしています。
そうすると、不思議なくらい味方も応えてくれて、チーム全体がスムーズに動けるようになるんです。
この記事で紹介した考え方やコツをぜひ試して、あなたのタンクプレイ、あるいはタンクとの連携をさらに磨いてみてください。
勝率が上がれば、ゲームがもっと楽しくなること間違いなしです!
要点リスト:今日から実践できる合わせ方のコツ
✅ タンク側の基本
- 自分が前線を作る指揮官だと意識する。
- 味方の構成や状況に応じて柔軟に動き方を変える。
- 最低限の意思表示(ピン、チャット)をする。
✅ 味方側の基本
- タンクの立ち回りをよく観察し、孤立させない。
- 突撃型タンクの動きにはタイミングを合わせる。
- 前線を崩さない位置で戦う。
✅ 共通の心構え
- 完璧な連携を目指すより、まずは7割の連動を意識。
- 相手の動きに文句を言う前に、自分が少し歩み寄ってみる。
- 勝率は「協力」次第で簡単に変わる。